令和5年度 三島商工会議所青年部 会長所信

勝亦 優

令和5年度 会長  勝亦  優

「みしまから、あたりまえをつくりだす。」

世界を一変させた新型コロナウィルスの発生から早4年。新しい生活様式という窮屈な世界を生き抜いてきましたが、世の中は新たな試練を我々に突きつけています。
 戦争、物価高騰、超高齢化社会による人材不足。数え上げたらきりがないほどの苦難がすべての国民に降り注ぎ、若者が未来に希望をもてない状況に陥っていると考えます。
 しかしながら、我々地方の中小企業がここであきらめる訳にはいきません。私は、商工会議所青年部が若き力による新たな努力によって街づくりをして来たことを、まさにその中に身を置いて経験してきました。 
 私は今年度スローガンを「みしまから、あたりまえをつくりだす。」とさせて頂きました。「つくる」には、作、造、創の3つの漢字があります。有形無形、大小を問わず0から1を生み出し、三島発信の新時代をつくって欲しいとの意味を込めました。 
 三島は伊豆地域の玄関口です。三島を含め伊豆地域においては過疎問題が深刻で40歳以下、特に女性の人口減少が著しく出生率の低下に拍車をかけています。我々は三島のみならず、近隣市町の代表としての役割も担っていると考えます。この伊豆地域を活性化させることこそ三島の新たなる発展になるのではないのでしょうか。非常に難しいことではありますが、我々がやっている「街づくり」ということは自分たちの住む街だけでなく、地域全体を経済活動と共にささえ、若者が住みたい、戻って働きたいと思える魅力的な街にすることなのです。本年度の活動は、緩和されてきたとはいえ、社会の情勢を考慮した活動になると覚悟していますが、前年度に県連主管という大役を務め果たした経験があります。我々青年経済人として経済活動をできるだけ止めない、ということは重要だと考えています。
 令和5年はついに三島の地で関東ブロック大会の開催を予定しています。本年度はまさに試される年になり、「三島YEGはどんなことをやってくれるんだ」と注目されます。会員全体が団結し、三島YEGの未来を創造してほしいのです。

1年間、どうぞよろしくお願いいたします。 

ページの先頭へ