事業・活動報告

2011.10.07

東部青年維新塾 東北ボランティアツアー

三島商工会議所青年部が幹事単会を務めます
東部青年維新塾の今年度の事業
「東北ボランティアツアー」が9月9日~11日に開催されました。

東日本大震災の被災地、岩手県の大船渡市に総勢32名で
災害ボランティアに行きました。



平成23年8月現在、大船渡市への交通機関はJRが復旧しておらず、
三島市から大型バスで行くこととなり、片道が10時間を超える移動
となりました。
大船渡市は震災前の人口40,769名。今回の震災では、死者317名、
行方不明者149名の津波被害がありました。

ボランティア活動は大船渡市災害ボランティアセンターを通じ、
市中心部である盛町の工業団地において側溝の泥上げを行いました。



側溝は深さ1m強あり、津波で流された色々なものがそのままの
状態になっており、悪臭を放っているとともに重量物も多く
埋まっていました。



約200mくらいを作業し、殆どの泥をかき出すことが出来ました。
作業終了後には周りの消毒を行いました。


ボランティア活動終了後、大船渡YEG副会長の事業所である
ホテルオーシャンビュー丸森へ移動。
そこで大船渡YEGとの交流会を開催しました。
大船渡YEGは鈴木会長と副会長4名、事務局2名の7名で
対応して頂きました。




交流会では、震災直後から今に至るまでのそれぞれの苦労、
震災前にしておけばよかったと思うこと、参加した維新塾の
メンバーに出来る事などを意見交換しました。



震災(津波)の前にやっておけばよかったと思うことについては
自宅と事業所が同じ敷地内で同時に流されてしまったが、事業所は
高台に置くなど、リスクの分散をしておくべきだったという意見が
ありました。 (鈴木会長 畳製造業)

維新塾のメンバーに出来る事を伺ったところ、特にないとのこと
でした。あえて言うのであれば自分達と同じ後悔をしないで欲しい
とのことでした。

交流会の最後に末永い友好の証、一日も早い被災地復興の願いを込め、
日本一早咲きの桜『河津桜の苗木』を贈呈しました。

宿泊先である釜石市の現状を見て、参加したメンバーも被害のひどさ、
復興の難しさを目の当たりにしました。


担当委員会(地域ビジョン委員会)井村委員長から

3月11日に発生した東日本大地震からちょうど半年が過ぎた
9月10日、近隣青年団体協力のもと、ボランティア活動を行った。
少し出遅れた感はあるが『BETTER LATE THAN NEVER』。
だいの大人32名が汗まみれ泥まみれになって、一日の成果は
わずか200mたらずの側溝の泥上げ。
しかし長い復興への道のり、間違いなく200m前に進む事が出来た。
そして共に汗を流した仲間との絆は、今後の静岡県東部を動かして行く
大きな力になると確信している。

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